もうすぐ一歳半検診。
よく会うお友達はおしゃべりが盛んなのに、我が子はなかなか話さない。
比べるなと言われても、発語に遅れがあるんじゃないかと不安!!!!
そんなお母さんの声をよく聞きます。
この記事では、
そんな悩みを解決する本の内容をかいつまんでご紹介します。
素人の語りは聞きたくないよ!って方は、
本だけでも購入して読んでみてくださいね。
読みはじめたきっかけ
本の詳しい内容については以下をチェック!
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1歳半が近いのに意味ある言葉を話さないのは遅い!?
一歳半検診では、
意味のあることば(ブーブーやまんまなど)を話しますか?と言う項目です。
そして今度は、2歳児での項目に「二語文を話しますか?」と言う項目があり、
親を悩ませます。
私は、生まれて1ヶ月の時から、サリーウォード氏が書かれた「語りかけ」育児の本を読み、
育児をしています。
今回ご紹介する「語りかけ育児」の本によると、
多くの赤ちゃんは、1歳8ヶ月ぐらいまでは
0〜4歳わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児 サリーウォード著 より
ことば数があまり増えませんし、
言葉を使えるようになるのはずっとあとになります。
あせらないでください。
とありました。
一歳半検診の項目は、一つの目安として作られているので、
その時期に話さないからと言ってあせる必要は全くないと言うことがわかります。
ことばを使えるようになるのは、
ことばが分かるようになったその先にあるので、
あせって話させようとするよりも、
たくさんの語りかけ、やことばをかけ、
多くの言葉に触れさせることが大切です。
「これなあに?」子への質問はNG
うちの子、言葉がゆっくりかも!?
とあせったお父さんお母さんや、
初語(生まれてはじめての言葉)が出て話し始めたばかりの頃に嬉しくなった親戚たちがやりがちなことの一つに、
「これなあに?」と尋ねる
というものがあります。
お子さんへの質問は、この時期は絶対NGです。
「これなにかなぁ?」「黄色いお花だねぇ」と、
つい疑問系になった語りかけについては問題ありませんが、
「これなんていうの?」
「ね・こ。ほら、言ってごらん。(一回言えたよね?)」と、
促すのは、もはや質問でなくテストであり、
ことばが遅れる原因になるといいます。
わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児の方法って?
「語りかけ」育児がいいということはなんとなくわかったけど、
どうしたらいいの?
そもそも、語りかけ育児とは
1日30分、静かな場所で集中して我が子に向き合い話しかけること
です。
30分間も?!と思われるかもしれませんが、「語りかけ」育児の本には、
かなり詳しく、月齢に合わせた語りかけ方法が書かれています。
1歳3・4ヶ月児への語りかけポイント例
1日30分、静かな場所で集中してお子さんに向き合い、話しかけると言うことは生まれた時から変わりません。
ただ、この時期になると、座っておもちゃで遊んだりができるので、
語りかけをする時には、
お子さんと向き合い、おもちゃなどにお子さんが自分で手の届く位置にいることが必要です。
もし、歩いてどこかへ行くようなら、ついて歩くのが大事なようです。
不自然でないように正しい文法で話す
「つみき」「いぬ」など単語ではなく、短い文で話しかけるように心がけます。
犬がいるね。
赤い花が見えるね。
と言うような感じ。
ゆっくり大きめの声で調子をつけて話す
不自然でない程度に、大きく聞き取りやすい声で、ゆっくりと話しかけます。
抑揚をつけて聞くことが楽しい、おしゃべりが楽しい、と思わせられればいいですよね。
繰り返しを使う
「それはボールよ。あなたのボール。ボールが転がったわ。」と言うように、
赤ちゃんが面白がっている限り、短い文の中にものの名前を入れて繰り返すことがこの時期にはいい方法だそうです。
「これはボール。言ってごらんボール」と、圧力をかけるのではなく、
身近なものを繰り返し使うことで、「ああこれボールだよね」と覚えていきます。
赤ちゃんの出す音の真似をする
生まれた時から続けていることですが、
赤ちゃんがたまたま口に出した言葉を、繰り返すようにしましょう。
1歳3〜4ヶ月ともなると、母国語に含まれている音はすべて発音できるようになっていますが、
大人が繰り返してくれると、自分が出した音と繰り返された音を聴き比べることができます。
何度も繰り返すと、赤ちゃんは喜んでもっともっと音を返してくれるようになります。
面白い音を出す
これは、絵本を読むときに1歳1ヶ月の息子にも言えることですが、
絵本を読む時に、車のブーブーと言う音をリアルに言ったり、
犬や猫の鳴き声を真似したりするととても喜びます。
いろんな音を出せる大人が、色々音を出してみて、赤ちゃんウケのいい面白い音を探してみてください。
ものの名前を言うときは指差しも同時に行う
身振り手振りを使う
あなたが外国語を勉強する時を思い返してみてください。
ボディランゲージという言葉があるように、
赤ちゃんと話す中でも、身振りや手振りを使って伝えてあげることも大切です。
表情やしぐさ、身振りで赤ちゃん自身も自分の言いたいことを伝えようとしています。
大人も、赤ちゃんが伝えたいことに語りかけだけでなく色々な方法を使って応えましょう。
テレビは長くても30分。見せるなら親も一緒に見る。
テレビを見せている間は、赤ちゃんが静かに集中してくれているので、
家事が捗ります。
私もよく使っています。
ただ、ゾッとしたのが、この時期の赤ちゃんは光や映像の動きに気を取られているだけで、音は聞いていないと言うこと。
集中しているように見えて、テレビや映像で言葉を覚えようとしているわけではないことを大人はよく知っておくべきだと思いました。
見せるなら大人も一緒に見て、「丸だね。次はどうなるのかな?」と話しかけながら見せることが必要だそうです。
赤ちゃんの言葉の遅れに悩む前に
大切な我が子ですから、言葉の発達や遅れに敏感になる気持ちはすごくよくわかります。
でも、著者のサリーウォードさんはこう言っています。
赤ちゃんがいくつか単語を言えるようになったからと言って、無理に言わせようとしないでください。赤ちゃんは準備が整えば、ことばを言うようになります。話すようにと圧力をかけないほうが、ずっと早く準備が整うのです。
どんな方法であれ、赤ちゃんが伝えようとしていることに応えることが大切です。
教え込むことよりも、
赤ちゃんの表現したい気持ちに親がどれだけ
注意を払えるかが、その後の言語発達に大きな影響を与えるのです。
発語や言葉の遅れ悩む前に、語りかけ育児を試してみてほしいです。
子供と一日30分向き合う時間はかけがえのない時間。
今、こどもの言葉のコップには並々とことばがストックされていっている、と思えるようになると気持ちも楽になります。リンク
年齢別に、こんなふうに語りかけるといいという例も挙げられているし、
月齢や年齢に合わせた遊びも紹介されているのでぜひ語りかけ育児の本を手にとって読んでほしいです。
我が家での今後の語りかけ育児の様子については、
また記事にまとめます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。